排水処理に使われる『散気管』(ディフューザー、散気装置)は、多種多様な形状・材質のものが売られており、その多くが「目詰まりしない」「メンテナンス不要」とPRしています。
しかし現実には、そのほぼ全てが目詰まりを起こし、数ヶ月〜数年ごとに洗浄・交換を強いられます。これは、排水処理業界では周知の事実です。
散気管は、茶色く濁った汚泥水に沈めて使いますから、劣化や目詰まりの進行を直接視認できません。そこで散気管業界には嘘が横行しており、騙されるユーザーさんが後を絶ちません。
OHRエアレーターは40年以上の販売実績と、3,600ヶ所超の納入実績で、完全メンテナンスフリーを実証して参りました。絶対的な自信の表れとして、10年保証を行っています。
世界初!10年保証開始のお知らせ
一般的な散気管は、無数に空いた微細な穴からエアーを吐き出しますが、その穴に汚泥水が必ず逆流します。逆流した汚泥水は、ブロワーの熱風(70〜80℃)によって乾き、固着し、目詰まりを起こします。
OHRエアレーターは、大口径(直径30mm)の穴からエアーを吐き出して、そのあとで気−液のミキシングを行います。
流体の流れを遮ることなく微細化する独自機構ですから、汚泥はどこにも溜まりません。加えて、【猛烈な旋回流】によって内部は常に洗浄されます。
だから、汚泥濃度が20,000〜30,000mg/Lという超高濃度であろうが、1週間に1度しか運転しない極端な間欠運転であろうが、決して目詰まりしません。
ゴム製散気管が目詰まりする理由
実績例
どんなに高性能・高耐久でも、価格が高ければ使っていただけませんので、当社は代理店販売を行わないなど、余計な販売コストを削ることで、導入しやすい価格設定にしています。
また、OHRエアレーター AE-130N型は1本で、一般的な散気管のおよそ10本分に相当しますので、設置本数が少なくて済みます。
さらに、曝気槽から水抜きせずに設置工事ができますから、工事や配管部材の費用まで含めると、初期投資額は従来型散気管より安く済むケースがほとんどです。
もちろん完全ノーメンテですから、将来的にも余計なコストは一切かかりません。
設置のやり方
ゴム製散気管と比べて、OHRエアレーターは3.3倍以上も多く微細バブルを生成できます。
また、散気管の本当の性能を表す『アルファ値』が1.0であるという、他に例を見ない評価を頂いています。
いずれも、OHRエアレーター内部で起こる、気−液の衝突の激しさの証明です。
ゴム製散気管は、本当に効率が高いのか?
一般的な散気管が吐出する数ミリ〜数センチのバブル群は、秒速0.5mほどでゆっくりと上昇するため、弱い水流しか生み出せず、結果として槽底に汚泥が堆積して嫌気ゾーン(酸素を無駄に消費するエリア)を生み出し、様々な不調を招きます。
OHRエアレーターが吐出するエアーのほとんどは、粗大バブル群です。
秒速1.8mで勢いよく上昇する粗大バブル群を、独自のノウハウで【強力な循環水流】へと変換して、槽内の隅々まで酸素を行き渡らせます。この循環水流は、石灰などの重質物質さえ巻き上げる強さです。
実績例
気−液を激しく衝突・反応させますので、排水処理(生物処理)にとどまらず、『化学反応の促進』や『特殊用途』にも積極的に使われます。
例えば、【脱硫廃液】を酸化処理するために、高濃度の石灰が含まれたスラリーの中で使われ、目詰まり無し&反応効率アップにより、某発電所では年間2千5百万円のコストを削減できました。
化学反応、特殊用途の実績例
耐熱性・耐薬品性・耐食性を極限まで高めるために、タルク(無機の鉱物系粉体)が30%含まれた特殊ポリプロピレンと、国内最高水準の製造技術の組み合わせで、こだわり抜いて作られています。
曝気槽の形状や、排水の条件などは千差万別ですので、オーダーメイドの曝気プランを作成する能力が求められます。
特にOHRエアレーターは独特な散気管ですから、本来の性能を引き出すためにも、必ず当社の責任で【配置プラン図】と【配管構成図】を作成した上でないと、販売はおこなっていません。(プラン作成は無料です)
設置する槽に関する情報(縦・横・水深など)と、排水に関する情報(排水量、BODなど)をお知らせ頂ければ、必要空気量を計算し、OHRエアレーターの本数が最少で済むプランをお示しします。
その配置プラン図どおりに施工してくだされば、汚泥堆積が起こらず、槽の全域にわたって好気状態を保てることをお約束します。
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