高圧乳化機の代わりとなる、唯一のインラインミキサー

300件以上の実績(2021年6月現在)

まず、左下の動画をご覧ください。
わずか0.46MPaで、サラダ油と水を乳化させています。乳化剤は添加していません。
このように、OHRミキサーはポンプと組み合わせるだけで高圧乳化機の代わりとなります。

ショートバージョン(42秒)
フルバージョン(4分40秒)

参考データ

使用圧力は0.4MPaほどと、極めて低圧

グラフ OHRミキサーは、従来の乳化機の1/100の低圧で、それと同等か、あるいは上回る性能を発揮します。 たとえば、軽油と水を、わずか0.3MPaでOHRミキサーに1回通すだけで、乳化剤(化学薬品)を添加せずに、2~3ミクロンにまで一瞬で砕いて乳化させます。

ホモミキサー(機械式回転せん断方式の乳化機)と比較されたデータをご覧ください。
右上のグラフは、目標粒子サイズが5μmの乳化テスト結果で、右下のグラフは、目標粒子サイズが20μmの乳化テスト結果です。
(この現場では、粒子サイズの異なる数種の乳化液を製造している)

赤色の線が、OHRミキサーの粒子サイズ分布です。この時は、OHRミキサーにポンプ圧0.4MPaで3回通しました。OHRミキサーの方が、 比較対象のホモミキサーより粒子サイズが小さく、シャープで切り立った曲線になっています。

緑色の線が、ホモミキサーの粒子サイズ分布です。
OHRミキサーと比べて、粒子サイズは大きく、線がなだらかです。

必要な圧力は、対象液の粘度次第です。目標粒子サイズが数ミクロンオーダーで、かつ粘度が水と同等(≒1.0mPa・s)であれば0.3MPaほどで足りますが、1,000mPa・sの液であれば1.0MPaほどが必要です。(粘度が高いとOHRミキサー内部での通液抵抗が増えますから、その分ポンプ吐出圧力を増し加える必要がある)
仮に1.0MPaを要したとしても、高圧乳化機は50〜100MPaの圧力を要するのが普通ですから、格段に低圧で済むことには変わりありません。

より粒子サイズが小さい乳化液を作りたい場合には、OHRミキサーを通す液体の圧力を高くするか、通過させる回数(パス回数)を増やします。OHRミキサーは、わずか0.04秒という一瞬で乳化させますので、複数回通すとしても、わずか数秒しかかかりません。ただし、パス回数を増やして粒子サイズがやや小さくなるケースと、そうならないケースとがあり、対象の液体の性質次第です。具体的にはお問い合わせください。

実地テストで、性能をお確かめください

対象液の「流量」「粘度」にマッチした、OHRミキサー型式とポンプ性能をお伝えします

グラフ 右図のとおり、OHRミキサーは【連続処理】も【バッチ処理】も行えます。
処理量は、毎分あたり10〜15,000Lまで、【OHRミキサー1本+ポンプ1台】の組み合わせで対応します。 この大量処理も、高圧乳化機には真似できない、OHRミキサーだけのメリットです。

以下の情報があれば、マッチするOHRミキサーの型式を選定できます。

  • 1)水と油の流量:〔  〕L/min
  • 2)対象流体の比重と粘度:比重〔  〕、粘度〔  〕cP(mPa・s)
  • 3)テストに使えるポンプを所有している場合には、その性能:
    〔  〕L/min × 〔  〕MPa
  • 4)特記事項/腐蝕性の流体かどうか、など

なお、生成した乳化液をすぐに使うのであれば、乳化剤を添加しないで済みます。(乳化剤を添加しない場合、乳化状態が時間経過とともに崩れて分離し始めますが、分離する前に連続的に使ってしまえば問題ありません)

当社では積極的にお貸出しをしております。
電話で諸条件を伺った上で、適合するOHRミキサーをお貸出し致しますので、貴社側で適当な性能のポンプと組み合わせればテストしていただけます。
どうぞ充分に、性能を確認・評価なさってください